2026年03月24日
事例紹介
Before
After
「このアメジスト、リフォームする価値あるかしら。」
40年前にご主人様よりプレゼントしていただいた指輪。
記念のものなので、出来れば売らずに今風のデザインにして娘様に譲りたい、とのことでした。
しかし娘様は「紫色のジュエリーなんて着けたことない。石も大きいから着けるのに抵抗がある。」と...。
確かに、アメジストは一昔前までは『和服に似合うお石』のように思われていました。しかし最近ではデザインによっては洋服にも合う都会的なジュエリーになることがわかっています。
是非とも娘様にお着けいただきたく、お使い易く、お客様の雰囲気に合うノーブルな存在感のあるデザインを考えました。
始めはアメジスト単品にネックレスをつけたシンプルな、よくあるタイプのデザイン画を元に打ち合わせをしていました。
しかし、このアメジストはご主人様からお母様へ、そしてお母様から娘様へ、思い出と一緒に受け継がれるお石です。
愛情や感謝、そんなプラスの気持ちが受け継がれていくことを何か表現できないかと思い、少しアレンジを効かせたカラーストーンとの組み合わせをご紹介したところ、娘様が「色石を組合せるのもすごく素敵…」とおっしゃって下さいました。
当店にご用意のあるルース(裸石)から、受け継がれる気持ちをイメージしていくつか組み合わせてお色合わせ。中でもクリソベリルという色石の爽やかで澄んだイエローグリーンの輝きがアメジストに映え、また、若々しい雰囲気を与え、お客様にもとてもお似合いでした。
地金は落ち着いたホワイトゴールドで、重厚感のある枠にアメジストをセットしております。クリソベリルの石座はバチカン(チェーン通し)としてお作りし、さらにコネクト部分、ヘッド部分の3つに分かれております。それぞれの繋ぎ目はあえて固定せず動くようにしています。この動きがあることによって 、突っ張ることなく綺麗に胸元に添うようになっております。
まろやかな大人の魅力あるペンダントに蘇りました。
出来上がりをお見せすると、大変お気に召していただきました。
またある日、「娘が毎日嬉しそうにペンダントを着けているの」と、
お母様よりご丁寧にお電話もいただき、私としても大変嬉しく思いました。
この度は本当に有難うございました。


